趣味のスノーボードも、
半導体でもっと楽しくできる。
膜が薄いほうが数多くの層を積み上げられるようになるので、沢山の回路を作ることができます。その結果として、半導体としての性能が格段に上がるのです。成膜技術は常に進化を続けており、いまや分子数個分という極限の薄さに挑むことが求められるようになりました。しかも、単純に膜を薄くできれば良いという話ではなく、デバイスの不具合を起こさないためにも、ウェーハ全体に偏りなく均一に成膜するという精度の高さも必要です。これらを実現するには、従来のプロセスでは難しい。成膜の方法を根本的に変えていくことが必要になるはずです。どうすれば上手くいくのかは、まさに謎だらけ。なかなか手強いのですが、この難題が解けると半導体は大きく進化し、きっと私たちの暮らしも劇的に変わっていくはずです。たとえば、いま世の中で注目されている自動運転なども実現へ向けて加速するでしょう。