「電気」という
見えない力に惹かれて
「どうやって、あんな重いものを持ち上げているのだろう?」高校時代にゴミ処理施設を見学したのが、電気電子工学に興味を持ったきっかけでした。大きな鉄や金属の塊を、機械で挟んだりせずに、電磁石だけで自在に動かしていたんです。「電気って、目に見えないけど面白いな」と。荏原製作所を選んだのは、大学の研究室と共同研究をしていたから。「研究の先にある実社会での成果を見てみたい」と思いました。東日本大震災のときに、荏原製作所が無償で給水ポンプなどを現地に提供していたのも決め手の一つでした。「社会に貢献してこその技術」という思いが、仕事のベースにいつもあります。